2007年11月

茶道の言葉なので、一見もののあわれを表現したような情緒的な言葉として受け取ってしまいますが、茶道が成立した戦国という時代背景を考えると、きっともっと峻烈な意味合いだったかと思われます。今日、利休がもてなす武将は、明日、戦場で露の命と消え行くかもしれないの ... もっと読む

「空手と人生は言い訳が利かない」ものです。形でも組手でも、基本稽古でも移動動作でも、練習の成果は如実に表れます。どんな弁明も役に立たないくらいに、身体は物語ります。空手も人生も、倒れたら終わりです。「急所を蹴られたから」と言い立てたところで、打ち倒された ... もっと読む

昔、習っていた剛柔流の道場では、「誠実、不屈、謙虚」と唱呼してから、練習を始めていました。確かにどれも大切だと思います。肉体の衰えに抗い、怠け心と闘って練習を続けるには、「不屈」の精神が重要です。中でも大事なのが「謙虚」さだと思います。かつて武道の達人が ... もっと読む

武道としての空手についてお話する際に、よく金的蹴りについて触れることがありますが、私個人としては、この技はあくまでも奇策にすぎないと考えています。三戦立ちや猫足立ち、レの字立ちなど、急所への攻撃に備えた立ち方や歩法は、武道として万全を期すものであり、「急 ... もっと読む

空手の正確な歴史を推し量るのは難しいのですが、それでも一定以上の伝統を有している以上、現代人の浅はかな思惑で勝手に変えていってはいけないものだと思います。なぜなら、空手の(というより、この名称より遥か昔に存在し、その血脈を遡ることができる中国拳法などのあ ... もっと読む

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