福井県立図書館で「空手伝真録」という本を借りて読みました。
この本によると、少林寺は有名な嵩山だけでなく、中国数か所に支寺があったそうで、少林五拳(龍拳、虎拳、豹拳、蛇拳、鶴拳)は南の福建少林寺に伝わり、北派少林拳よりも南派少林拳で開花普及したとのことです。
ジャッキーチェンの「少林寺木人拳」で有名な福建少林寺はただの伝説ではなく、かつて実在した寺で、あやつり人形のように動く「十八木人」などの鍛錬具も存在したようです。「布装核力」は、天井から吊り下げられて前後左右に動く砂袋で、その砂袋の攻撃から身を守りながら、出口まで無事にたどりつけば鍛錬成功だそうですが、これも大昔に映画の中で見た記憶があります。
中国拳法は南北の二大別に区分でき、「南船北馬」の地理的な違いを土台に、「南拳北腿」という言葉で表現されます。北派拳法は足技が多様で動きが大きく、南派拳法は手技を重んじる接近戦法であることを意味します。剛柔流はもちろん南派の流れを汲みます。
空手の形の名前は、中国語の沖縄訛りで意味が分からないまま当て字で表記されるものが多く見られますが、発音を頼りに源流をたどると不思議と形の内容まで見えてくる気がします。
「空手伝真録」によると、
クルルンファは、臥龍法(福州音でゴールンファ)。
サイファは、獅法。
セイエンチンは、青鷹戦。
シソーチンは、蟋蟀戦。
どうでしょう。以上の名称を漢字で見ると、実際の形の動きが、その動物や昆虫を表現しているような感じがしてきませんか。
この本によると、少林寺は有名な嵩山だけでなく、中国数か所に支寺があったそうで、少林五拳(龍拳、虎拳、豹拳、蛇拳、鶴拳)は南の福建少林寺に伝わり、北派少林拳よりも南派少林拳で開花普及したとのことです。
ジャッキーチェンの「少林寺木人拳」で有名な福建少林寺はただの伝説ではなく、かつて実在した寺で、あやつり人形のように動く「十八木人」などの鍛錬具も存在したようです。「布装核力」は、天井から吊り下げられて前後左右に動く砂袋で、その砂袋の攻撃から身を守りながら、出口まで無事にたどりつけば鍛錬成功だそうですが、これも大昔に映画の中で見た記憶があります。
中国拳法は南北の二大別に区分でき、「南船北馬」の地理的な違いを土台に、「南拳北腿」という言葉で表現されます。北派拳法は足技が多様で動きが大きく、南派拳法は手技を重んじる接近戦法であることを意味します。剛柔流はもちろん南派の流れを汲みます。
空手の形の名前は、中国語の沖縄訛りで意味が分からないまま当て字で表記されるものが多く見られますが、発音を頼りに源流をたどると不思議と形の内容まで見えてくる気がします。
「空手伝真録」によると、
クルルンファは、臥龍法(福州音でゴールンファ)。
サイファは、獅法。
セイエンチンは、青鷹戦。
シソーチンは、蟋蟀戦。
どうでしょう。以上の名称を漢字で見ると、実際の形の動きが、その動物や昆虫を表現しているような感じがしてきませんか。
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